開発の経緯

原始感覚は,その感覚情報そのものが無条件に個体の生存にとっての価値をもつ根源的な感覚です。原始感覚の刺激は嚥下に必要な脳活動部位のうち,知覚に関する領域を活性化します.黒胡椒の匂いによる嗅覚刺激は,大脳島皮質と前帯状回を活性化して,高齢者の衰えた嚥下機能を回復することができることがわかりました.

この方法はどのような状態の高齢者にも有用ですが,介護者の手間がかかるため,新規ドラッグガスデリバリーシステムを利用し,簡便に高齢者を24 時間刺激し続ける方法を開発することになりました。その他の温度感覚刺激,口腔内痛覚刺激といった原始感覚刺激を組み合わせることにより,効率的に誤嚥性肺炎患者の再誤嚥を防ぐことができるなど、さまざまな原始感覚を賦活させることが健康長寿達成に肝要と思われます.

TRP受容体刺激及びアロマセラピーによる高齢者摂食嚥下治療戦略(東北大学・海老原覚教授)

アロマパッチは、マイクロカプセルに精油成分を詰め込んだ貼るタイプで「ドラッグ・ガス・デリバリー・システム(DGDS)」採用し1日1枚の使用を実現した持続型パッチ製品です。

経皮吸収技術(DGDS®

DGDS® (Drug Gas Delivery System)とは、天然由来のテルペン(香り成分)を球状カプセルに閉じ込める、開発企業(東香産業)の独自の技術(国際特許)です。(特開平8-109137)

※テルペン…香り成分。生理活性物質。

  • 皮膚に直接接触しないから安全
  • 天然由来成分だから安心
  • 貼るだけだから簡便

この技術により、香り成分を肌からゆきわたらせることが可能